○議長(
宮本幸輝) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり同意いたしました。 続いて、「
議員提出議案第1号、
四万十市議会委員会条例の一部を改正する条例」、「
議員提出議案第2号、
四万十市議会議員の
議員報酬等に関する条例の一部を改正する条例」を採決いたします。 「
議員提出議案1号」、「
議員提出議案第2号」を一括採決いたします。 お諮りいたします。 以上、2個議案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
宮本幸輝) ご異議なしと認めます。よって、以上2個議案は原案のとおり可決いたしました。 次に、平成26年12
月定例会より
継続調査の
所管事項について決定を行います。
所管事項の調査については、各常任
委員長報告並びに議会運営
委員長報告は
継続調査であります。 以上、各
委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
宮本幸輝) ご異議なしと認めます。よって、
所管事項の調査については、各
委員長報告のとおり決しました。 ~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
宮本幸輝) 日程第3、「意見案第1号」、「意見案第2号」を議題といたします。 初めに、「意見案第1号、
年金積立金の専ら被保険者の利益のための安全かつ確実な運用に関する意見書」について
提案理由の説明を求めます。 宮本博行議員。
◆18番(宮本博行)
年金積立金の専ら被保険者の利益のための安全かつ確実な運用に関する意見書。 読み上げて提案とさせていただきます。 公的年金は、高齢者世帯収入の7割を占め、6割の高齢者世帯が年金収入だけで生活しています。また、特に高齢化率の高い都道府県では、県民所得の17%(パーセント)前後、家計の最終消費支出の20%前後を占めているなど、年金は老後の生活保障の柱となっています。そのような中でこの間政府は、成長戦略である日本再興戦略などにおいて、公的・準公的資金の運用等のあり方についての検討を掲げ、
年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)に対し、リスク性資産割合を高める方向での基本ポートフォリオの見直しを始めとする改革を求めてきました。これを受けてGPIFは、2014年10月31日に厚生労働大臣の中期目標の変更を受け、基本ポートフォリオを含む中期計画を変更し公表しました。その内容は、約130兆円の
年金積立金について、これまで安全資産とされてきた国内債券の比率を大幅に引き下げる一方、国内外の株式の比率を大幅に引き上げ、不動産等による分散投資をより進めることとするなど、リスク性資産割合を高めた変更となっております。何より保険料の拠出者である労使や国民に対する十分な説明を欠いたまま変更したことは、極めて遺憾であると言わざるを得ません。こうした現状に鑑み、本議会は政府に対し、下記の事項を強く要望いたします。 1、
年金積立金は、厚生年金保険法等の規定に基づき、専ら被保険者の利益のために長期定期な観点から安全かつ確実な運用を堅持すること。 2、これまで安全資産とされてきた国内債券中心の運用方法から株式等のリスク性資産割合を高める方向での急激な変更は、国民の年金制度に対する信頼を損なう可能性があり、また国民の財産である
年金積立金を毀損しかねないため行わないこと。 3、GPIFにおいて、保険料拠出者である労使を始めとするステークホルダーが参画し、確実に意思反映できるガバナンス体制を構築すること。 以上、地方自治法99条の規定に基づき意見書を提出いたします。議員各位のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(
宮本幸輝) 以上で
提案理由の説明を終わります。 次に、「意見案第2号、
TPP交渉に関する意見書」について
提案理由の説明を求めます。 川村一朗議員。
◆11番(川村一朗) まず初めに、
全員協議会においてISD条項の説明が誤っていましたので、訂正を行いたいと思います。 ISD条項とは、投資家対国家間の紛争解決条項などと訳されております。例えば、投資相手国の規制などにより、企業や投資家などが損害を被ったときに、賠償を求める場合においてISD条項を基にした仲裁がなされるというふうに言われております。そこで読み上げて説明にかえさせていただきます。 昨年末に合意を目指した
TPP交渉は、日米間はもとより交渉参加国間の深刻な利害対立から合意を断念せざるを得ませんでした。TPPは農林漁業への甚大な影響のみならず、食の安全、医療制度、保険など、国民生活に広く影響を及ぼし、ISD条項によって国家主権が脅かされるなど、TPPに対する国民の懸念が広がっているもとで合意を断念したことは当然のことでした。 しかし、春の段階でのTPP合意を目指すオバマ政権は、年明けから日米事務レベル協議を再開し、安倍内閣も日米が連携して交渉を促進する立場を繰り返し表明するなど、依然として緊迫した状況にあります。 政府は、この間交渉に当たっては農産品5品目の関税撤廃が除外できない場合は交渉から離脱すること等を明記した衆参両院の農林水産
委員会決議を遵守することを約束し、与党も一連の選挙公約で繰り返し同様のことを国民に約束をしてきました。よって、政府は
TPP交渉に関する国会決議を遵守すると共に、守れない場合には交渉から撤退することを強く求めるものです。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出したいと思っております。議員各位のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(
宮本幸輝) 以上で
提案理由の説明を終わります。 お諮りいたします。 「意見案第1号」、「意見案第2号」については、質疑、
委員会付託、討論を省略し、直ちに採決をしたいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
宮本幸輝) ご異議なしと認めます。よって、「意見案第1号」、「意見案第2号」については、質疑、
委員会付託、討論を省略し、直ちに採決することに決しました。 これより「意見案第2号、
TPP交渉に関する意見書」について採決いたします。 お諮りいたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(
宮本幸輝) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決いたしました。 次に、「意見案第1号、
年金積立金の専ら被保険者の利益のための安全かつ確実な運用に関する意見書」について採決いたします。 お諮りいたします。 本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
宮本幸輝) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決いたしました。 先程意見案が議決されましたが、その条項、字句、数字、その他整理を要するものについては、その整理を議長に委任されたいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
宮本幸輝) ご異議なしと認めます。よって、整理を要するものについてはその整理を議長に委任することに決しました。 ~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
宮本幸輝) 日程第4、
農業委員会委員の推薦を議題といたします。 お諮りいたします。 農業
委員会等に関する法律第12条第2項の規定による議会推薦の
四万十市
農業委員会委員については、地方自治法第118条第2項の規定により指名推選によりたいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
宮本幸輝) ご異議なしと認めます。よって、議長において
四万十市蕨岡甲1072番地、谷崎容子氏、
四万十市西土佐津賀66-1、中川美智代氏、以上2名を指名いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
宮本幸輝) ご異議なしと認めます。よって、
四万十市
農業委員会委員に谷崎容子氏、中川美智代氏を推薦することに決しました。 次に、
教育民生常任委員長報告にありました三吉 忠議員に対する副委員長不信任決議に関して議長として意見を述べさせていただきます。 平成26年4月に議会として議員としての活動原則を定めた議会基本条例を制定いたしました。基本条例では、議会は市民に対し説明責任を果たすと共に、市民の意見を聞き、政策立案・政策提言に取り組むことと定めています。これにより今年度は議会の透明性の確保や情報公開、情報収集の取り組みを更に進めていますが、その一つとして
委員会での調査研究を行うため、
委員会視察の凍結を解除いたしました。
委員会調査は、
委員会条例に定められた公務であります。三吉議員が明確な理由もなく
委員会条例に反し、公務に参加しないという行為は、地方自治法第134条に規定する懲罰の対象と考えますが、会議規則の定めにより懲罰を科すことができません。よって、今回は議長の厳重注意処分とし、反省を求めます。 以上で
今期定例会に付議されました事件は全て議了いたしました。 閉会前に市長より挨拶の申し出があります。お聞き取り願います。 中平市長。
◎市長(中平正宏) 平成27年3月
四万十市議会定例会の閉会に当たりまして一言ご挨拶を申し上げます。 3月2日の開会以来18日間にわたりまして提案いたしました議案につきまして、全て慎重審議の上、適切なご決定をいただき誠にありがとうございます。 初めに、新聞で報道がありました平成24年度から26年度版の「介護保険便利帳」における介護保険料基準月額の記載誤りについてご報告をいたします。 本市では、市民の方や介護事業所の方に介護保険事業について説明をまとめた「介護保険便利帳」を配布しております。この「介護保険便利帳」では、介護保険料を皆さんに分かりやすくご理解いただけるように基準年額だけではなく、基準月額についても記載をしているところです。この基準月額について、本来4,717円と記載すべきところを4,719円と記載をしておりました。このことについて市民の皆さんに誤った情報を提供をし、ご迷惑をおかけをいたしました。深くお詫びすると共に、今後はこのようなことがないように事務の執行に努めてまいります。 なお、介護保険料につきましては、
介護保険条例では年額で定めていることから、保険料の賦課徴収には問題のないことを申し添えさせていただきます。 次に、今朝の新聞で報道のありましたように、四国横断自動車道佐賀・
四万十間につきましては、これまで
新規事業採択時評価の前段となる計画段階評価が行われておりましたが、昨日社会資本整備審議会道路分科会の四国地方小
委員会において、ルート帯やインターチェンジ検討位置などの対応方針案が了承されたことを受けて、本対応方針案が国土交通本省に提出されることとなります。今後本省において検討が加えられ、対応方針の決定をしていただくと共に、更なる詳細のルート検討を行っていただき、都市計画決定等の必要な手続を進めていくと伺っております。四国横断自動車道を幡多地域へ延伸させることは、地域住民の長年の夢でもありますので、私といたしましても、早期事業化に向けできる限りの支援、協力を行ってまいりますと共に、要望活動などにも全力で取り組んでまいりたいと考えております。 さて、来月10日には
市制施行・合併10周年記念式典を挙行いたします。
四万十市が発足してはや10年、その間に歴代議員並びに現役議員の皆様方、市政推進に当たり行政と共に連携協調を図りながら新しいまちづくりを進めていただきましたことに深く感謝申し上げます。何とぞ記念式典にはご臨席を賜り、共に10周年を祝っていただければと存じます。 また、
四万十市の誕生におきましてご尽力をいただきました宮崎 工さん、渡辺 稔さん、渡辺大東さん、また北沢和足さん、稲田豊明さんがお亡くなりになりました。改めてご冥福をお祈りいたしますと共に、やはり活力ある元気な市を今後つくっていかなければと改めて誓いをするところでございます。 また、今月末で勇退をされる市管理職の方々、また職員の方々がいらっしゃいます。旧中村市から
四万十市までの長きにわたり産業の振興、福祉の向上そして教育の推進等、市政の発展にご尽力いただきました。深く感謝を申し上げます。この後には、特に管理職の方々には懇親会も予定をされておりますので、そちらでいろいろな思い出話、またこれからの
四万十市政についてのアドバイス等いただければ幸いに思います。 これから本格的に地方創生の動きが進んでまいります。これは本当の意味で地方の生き残りをかけた闘いであります。幸いこの
四万十市・幡多地域には、その素材と人とそしていろいろな材料が埋もれていると思います。それを今後いかに活用していくのか、それが私達に課せられた使命ではないかなと思います。活力のある元気な
四万十市をつくるために、議員各位には市政推進におきまして全面的なご指導、ご協力を賜りますようにお願いを申し上げ、閉会のご挨拶といたします。どうもご苦労さまでした。ありがとうございました。
○議長(
宮本幸輝) 以上で市長の挨拶を終わります。 これにて平成27年3月
四万十市議会定例会を閉会いたします。 連日どうもご苦労さまでございました。 午後3時30分 閉会 地方自治法第123条第2項の規定により署名する。
四万十市議会議長
四万十市議会副議長
四万十市議会議員 四万十市議会議員...